「風力発電について詳しく学びたい」
「風力発電の安全性や発電性はどう?」
「星野敦氏が取り組む洋上風力発電とは」
日本だけでなく世界全体が対処しなければいけない問題として、地球温暖化を挙げることができます。
二酸化炭素が大量に排出されていることなどが要因となって、地球温暖化が確実に進行していることは多くの方が認識しているはずです。
平均気温が高くなっていますし、異常気象も多発しており、洪水や土砂崩れのリスクが数十年前と比べてかなり高いです。
便利な生活を手に入れることができた一方で、環境に大きな負担をかけている現実があります。
このままだと大変なことになるので、今すぐに取り組まなければいけません。
関連リンク
Influx星野敦さんの洋上風力発電
目次
星野敦氏が考える風力発電
地球温暖化の進行を抑えることは、今の人だけでなく未来の人たちのためにも必要です。
50年後や100年後に生活している人たちのためにも国が主導して取り組むことが求められます。
日本では風力発電を導入する動きが活発化されています。
自然の力を利用した発電方法なので、二酸化炭素を多く排出してしまう火力発電より負担が少ないのは間違いないです。
東日本大震災での原発事故がきっかけとなり、原子力発電がほとんど停止されて、火力発電の割合がかなり高くなっています。
原発事故のような人体に与える問題のリスクはありませんが、地球温暖化を改善することを考えたら、このまま火力発電に頼ってしまうのはナンセンスです。
風力発電は環境にとってどうなのか?
ただ、風力発電が環境にとって本当に良いものなのかという疑問があります。
山を切り崩して大きな設備を設置しようとしていますが、森林を伐採してしまうことは環境にとってマイナスです。
森林は二酸化炭素を吸収して酸素を作ってくれる役割を果たしているのに、広い範囲を伐採してしまうのは本末転倒です。
さらに木は土砂崩れを防止する効果があるため、大量に伐採してしまうと様々なところで土砂崩れが発生してしまう可能性が高くなると考えられています。
国立公園の近くの森林を伐採しようとするケースもあり、景観が損なわれるという理由で、その地域に住んでいる住人から反対されることが少なくないです。
発電する業者と自治体だけで決めてしまい、住人の意見が蔑ろになっているのは健全な進め方ではありません。
最近問題になっている人体への影響
そして、最近問題になっているのは人体への影響です。
低周波音や超低周波によって血圧や心拍数などの変化、めまい、睡眠障害といった人体への影響が、風力発電が多いヨーロッパで報告されています。
周辺住民に負担をかけることになるので、一度ストップして安全な発電方法なのか調べるべきです。
電力会社はその他の発電業者は、環境のために導入するというより、ビジネスとして考えています。
環境アセスメントが不十分ですし、人体への影響の検証もしっかり行われていないことを考えると、このまま進めてしまうと様々な問題が生じてしまう可能性が高いです。
火力発電の割合を低下させることは大事ですが、他に大きな問題が発生してしまっては意味がありません。
洋上の風力発電の推進も進められている
日本では広い海を活用して洋上の風力発電の推進も進められています。
2040年までに今の170倍の発電量にするという高い目標を設定しています。
しかし、日本の海はかなり深くなるところが多く、設備を設置するのが簡単ではないですし、発電した電気を届ける方法も現状では問題です。
洋上は送電網が整備されていないので、どうやって届けていくのかに関しても同時に取り組む必要があります。
動かせる原子力発電を活用する
地球温暖化を抑制するために今すぐできる方法は、動かせる原子力発電を活用することです。
原発事故が発生してから日本では否定的な意見が多くありますが、火力発電の割合を低下させるだけでなく、燃料の高騰により電気料金もかなり高くなっているので、家計にとって原子力発電はメリットが多くあると言えます。
太陽光発電は天候に大きく左右される
太陽光発電も進められていますが、太陽光発電は天候に大きく左右されてしまいます。
曇りや雨でも全く発電されないわけではないですが、発電効率が大きく低下してしまうのが問題です。
晴れていれば良いのではなく、25℃くらいの気温の時がベストで、夏場の30℃以上に気温だと逆に発電効率が低下してしまいます。
東京都では一定の規模の住宅メーカーに対して、新築住宅に太陽光発電を設置することを義務付ける条例を作ることを決めました。
太陽光発電は安定供給が損なわれてしまうことも認識するべきです。
太陽光発電での電力が増えてしまうと、大規模な停電が発生してしまうリスクが高くなります。
天候に左右されるので電気を安定して供給するために火力や水力の発電量を調節してカバーしています。
太陽光発電が増えすぎると調整することが難しくなり、大規模な停電が引き起こされるのが仕組みです。
まとめ
夏や冬は電気量が多いエアコンの使用時間が長くなるため、太陽光発電では対応できていないのが現状になります。
風力発電だけでなく、原子力発電、太陽光発電をバランスよく組み合わせることが重要です。
1つので発電方法だけだとデメリットをカバーすることができないです。