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小学生に人気の職業ランキング

小学生に「なりたい職業は」と問いかければ、その回答は千差万別です。
男の子ならスポーツ選手、女の子なら花屋さんが妥当ですが、近年ではその派手なパーフォーマンスと年収から「ユーチューバーになりたい」という子供が増えています。

実際にユーチューバーは小学生に人気があり、様々な「子供が将来なりたい職業ランキング」にもランクインしているほどです。


 

2020年版のランキングが発表

そんな「子供に人気の職業ランキング」は日本ファイナンシャル・プランナーズ協会や人工皮革を製造と販売を専門としている化学メーカー、もといクラレなど小学生と関わりがある企業がアンケート調査して、その報告を毎年発表しています。
最近は2020年版のランキングが発表され、ネットでニュースになりました。

参考:将来就きたい職業、就かせたい職業 2020年

それぞれの企業が行ったアンケート調査によって差異はあるものの、男の子が将来就きたい職業のトップは「スポーツ選手もしくは監督」です。
2位は「警察官」で、3位は「会社員もしくは事務員」となっています。

他は「警察官」に「運転手」、「料理人」に「大工」、「研究者」や「ゲーム制作の関係者」がそれぞれの順位におさまっており、話題になりやすいユーチューバーはおおよそ10位ぐらいです。

一方で女の子もまた差異がありますが、「看護師」に「パティシエール」、そして保育士がトップ3に挙げられます。
あとは「薬剤師」、「芸能人」に「花屋」、「美容師」に「教師」、「小説家」と続くのが特徴的です。

 

男の子はスポーツに興味を、女の子は医療や教育への関心が高い

それぞれのランキングを大雑把に紹介してもその差は一目瞭然ですが、2020年においては男の子はスポーツに興味を、女の子は医療や教育への関心が高いことが分かります。

付け加えるなら前年度のなりたい職業の順位がかなり変動しており、例えば男の子がなりたい人気の職業である大工はランク外でした。
女の子でも同様の動きがあり、以前なら1位だったパティシエールが2020年は大きくダウンしています。

こうした順位の変動はひとえに1年間、社会でひときわ注目を浴びた出来事が大きいですが、単純に心が惹かれるかどうかです。

実際に男の子のランキングでは「TVやアニメのキャラクター」という回答もあり、おまけにこの回答は時代とともに順位を上げています。

 

人気だったのにランク外になってしまった仕事

逆に人気だったのにランク外になってしまった仕事もあるのが特徴的です。
例を挙げるなら「パイロット」と「自営業」で、この2つの仕事は2000年ではトップ10入りしていました。

しかし10年後の2010年では「自営業」はなく、「パイロット」もまたその人気に陰りを落としています。
女の子では2000年代は「芸能人」はランクインしていたものの、5位以下のほうで、人気があったとは言えませんでした。

ところが2010年から上位に食い込むようになり、現在では見事にトップ3におさまっています。
先述したように子供が将来つきたい仕事は憧れが大きいです。

 

「親が子供についてもらいたい仕事」はまったく違う

同じ子供をテーマにしたランキング、すなわち「親が子供についてもらいたい仕事」ではその中身は全く異なります。
男の子なら公務員、女の子なら看護師が1位を誇っており、しかも2000年代からずっと変わっていないです。

親からすればどうしても憧れよりも安定した収入、もしくは将来もとい老後を見据えた選択になってしまいのが実際のところと言えます。
この溝は子供が成長しない限り、埋まらないものです。

おまけに最近はAIやロボットの発達によって業務の自動化が現実味を帯びており、「消える仕事が増えるかもしれない」と囁かれています。
しかし仕事が消えてしまうのは自然な流れで、例えば現在では脚色される忍者や侍もまた仕事の1つでしたが、時代の変化でなくなりました。

 

まとめ

子どもがなりたい仕事のランキングに絡めるのは少々重いかもしれませんが、そこには確かに時代の変化が感じられます。